H-NAKAO ARCHITECTS&ASSOCIATES

設計監理業務内容

設計事務所の業務内容は、設計だけでなく見積発注から設計監理、そして竣工後の維持管理・メンテナンスのアドバイスまで、建築のすべての過程にかかわっています。

設計監理業務フロー

1. 基本計画・設計

建築主が 希望する内容・生活スタイル・考え方・各条件・工事予算等をヒヤリングし、また、建築する土地の法的な諸条件とも合わせてご提案いたします。 建築主の希望内容を展開しながら、設計事務所のアイデアを融合させた建物を、図面や模型やパースにてプレゼンテーションを行います。

納得し満足のいくまで打ち合わせを行い、平面図・立面図・断面図等々の基本図を決定致します。概算見積による資金計画表もあわせて作成致します。

建物を作る過程でここが一番重要な部分でかなりの時間と労力が必要です。 打合せ数回で決定する場合や十数回の打合せで決定する場合等々、様々です。

この段階で長期優良住宅への対応、認定低炭素住宅への対応、ZEH住宅への対応、断熱等級・耐震等級等の対応なども決定していきます。

2. 実施設計

基本設計が完了した段階で、意匠・構造・設備・電気・換気等々各部分の詳細設計を始めます。これを実施設計といいます。 工事費を積算するのに必要な図面で、工事現場でも常に見る図面となります。(実施図の作成には通常約1ヶ月半~2ヶ月かかります。)

この期間は建築主と詳細な部分の打ち合わせを概ね2週間に1回行い、建築主の希望する建物へと具体化していきます。 また、同時に確認申請審査機関や金融機関への融資等の手続きも行います。

3. 施工会社の選定

施工会社の選定には、
  1. 建築主と付き合いのある信頼できる施工会社への選定
  2. 1の施工会社及び他の施工会社(設計事務所の推薦等)と合わせて3~4社による競争見積により1社に選定

の2通りがあります。2の方が一般的に適正価格に近く良いと考えられます。

施工会社から提出される見積書の内容は詳細で専門的なため、一般の方ではその内容を正確に理解することは難しいと思います。 提出された見積書が適正価格であるかどうか、数量は間違っていないか等を精査し、予算内で納まるよう各施工会社と見積調整を行い、最終的に1社を選定します。 予算オーバーのため、 場合によっては一部仕様等の変更の必要性も出てきます。

施工会社が決定すると、工事費の支払い時期・回数・金額を調整し、設計事務所立ち会いの上で請負契約書を交わします。

そして着工に伴い、地鎮祭を行います。地鎮祭の後、簡単な直会(なおらい)を行い、施工にあたる各業者と顔合わせをする場合が多いです。 最近では、祝儀等費用面で地鎮祭を省略する場合もありますが、当社では「顔の見える施主」をお薦め致します。
工事には色々な業者が現場に入ります。 直会の時に、どの人が大工・どの人が電気業者等々、お互いに親睦を深めれば、必ずいい建物になると思います。

4. 設計監理

工事期間中は週1回程度現場にて定例会議を行い、設計図及び仕様書通りの施工されているかなど工事状況を確認し、 必要に応じて施工会社へ手直し等の指示や更に詳細な図面を作成し、施工会社に指示します。
また、各使用材料や設備機器・照明器具等の色・仕様等を建築主と最終打ち合わせの上、施工会社へ指示します。

さらに、図面の段階では把握しにくかった部分も、建物がある程度できあがると見えてきます。 この時、建築主から変更要望がでた場合、納まりや工事費の調整を行い、施工会社へ指示します。

5. 引き渡し

建物が完成した時点で、確認審査機関の『完了検査』及び設計事務所の『設計事務所検査』を行います。 その後、建築主の『施主検査』を設計事務所・施工会社立ち会いの上で行い、手直し工事が完了した後、建築主へ正式に引き渡しを行います。
引き渡し時には、下記の書類等を 施工会社からファイルにてお渡しします。

  • 建物引渡書
  • 鍵引渡書(一覧表含む)
  • 緊急時連絡先一覧表
  • 各設備機器の取扱説明書
  • 機器に付属する備品類
  • 各保証書
  • 建物の維持管理に関する資料

6. 一年目点検

竣工後、一年目頃に設計事務所立ち会いで施工会社とともに、建物の『一年点検』を行います。 また、建築主の方からヒヤリングを行い、もし不具合な箇所があれば、対応方法を検討し、是正するよう施工会社へ指示します。

一年検査の不具合箇所は、工事に起因するものであれば無償にて施工会社が行います。 もちろん、竣工後一年点検前でも不具合個所があれば随時対応致します。

7. メンテナンス

竣工後、ある程度の時期を経過すると、建物も外壁・屋根・設備機器等も経年変化致します。
また、家族構成やライフスタイルも変化し、増築・改築・模様替え等の必要性も出てくる場合もあります。
別途費用はかかりますが、これらに対しても適切なアドバイスや修繕や改修方法を検討し、建築主とともに建物の維持管理を考えていきたいと思います。

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